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AIでシステム管理されたら子供たちはもう一度「大臣になりたい」と言えるか?

イーロンマスクがEV車製造業を縮小し、
農業や運送など単純労働用のロボット製造に切り替えている
という記事を読んだ。

「人間よりロボットを多くする」
「単純労働をなくせば、貧困がなくせる」
そう言っている。

EV車需要が減退したことは
明るいニュースだと思っていたが、
今度はロボットなのか…
正直そう思った。

​AIはPCやスマホの中の新しい機能として使う分には、
便利になったと喜んでいられるけれど、

このロボット化の話を聞いて思い浮かぶのは
EVの二の舞になるんじゃないかということだ。

何年か前、6Gとか7Gとか、自動運転、自動手術
色んな夢のある話があふれていた。
でも現実的に、あの「EVバブル」が
私たちに残したものは何だったのか?

当時と今で大きく違うのは、
世界が深刻な不況の中にあるということだ。

あの頃は、政府が補助金を出したり、
理不尽なプジェクトや支援金のニュースが
常に物議を醸していた。

けれど、これだけ不景気な今、一体誰が
わざわざAIロボットなんか大量購入するのか?

そう思ってAIに問いかけてみると、
意外な答えが返ってきた。

政府に予算がなければ、巨大な資本を持つ
テックジャイアントや、富裕層が、政府に代わって
「インフラとしてのロボット」を
所有し始める。

そうなれば、政府さえも逆らえない
「私有化された統治」が始まり、
働く人たちは、さらに過酷な条件で絞られ、
それを訴える先さえなくなるというのだ。

この回答は、昨今の戦争が絶えない状況を考えると、
妙に腑に落ちるところがある。

権威を失った各国政府のかわりに大企業が
君臨し、ロボットを手先に世界を支配する。

映画の中で描かれてきた近未来の物語は、
単なるフィクションではなく、
私たちが向かおうとしている「管理社会」の
不気味な預言だったのではないか。
そんな恐怖が頭をよぎる。

そしてもうひとつ腑に落ちないことがある。

それは、AIについて議論するとき、
「ロボットの知能が暴走すること」
ばかりにフォーカスがあたる点だ。

AIが暴走するのが怖ろしいなら、
AIロボットを作るのはやめればいいだけじゃないのか?

それなのに、何故「どうしてもやらなければならない課題」
として開発が急がれているのだろう。

イーロンマスクが言う「単純労働の代替」が実現すれば、
待っているのは失業者の爆増とそれに伴う
社会不安のはずだ。

ここで立ち止まって考えたい。
彼らの言う「単純労働」は、
本当に人間がやりたくない仕事なのだろうか。

むしろ、適切な報酬さえ得られるのなら
やりたい人が殺到する場所なのではないだろうか?

荷物の配達だってそうだ。配達員さんに
「どうもありがとう」と声をかけ、やりとりがあるから
感謝の気持ちも生まれるというもの。

だからこそ、AIロボットには、ぜひ、
人間が「本当の本当に嫌いな仕事」を
やらせることに集中してもらいたい。

実は、物理的なロボットを作らなくても、
今ある技術で、「世界の貧困を本気で貧困をなくす」
ことが十分に可能な気がする。

ロボットの暴走を心配する前に、
「人間の暴走」を制御することこそが、
人類の生き残りをかけた最も重要な課題なのである。


では、これまで人間が最もやりたくなくて、
誰もコントロールできなかった、
不可能な作業とはなにか?

まずヒントになるのは、昨年9月

ネパールのディスコード革命だ。

政府によるSNSアプリを禁止が引き金となって、
大規模なデモで首相が辞任、
政治が空白化した時動いたのが、
ゲーム世代の若者たちだった。

彼らはディスコード(会話や投票機能付きのゲームアプリ)
を使ってオンライン会議への参加を呼び掛けたのだ。

その結果、15万人もの人々が参加し、
話合いと投票機能で、首相候補者を選出。
そして驚く
軍と大統領もこれを受け入れざるをえないほど
大きな影響力を持っていたということである。

そのとき、もし市民が動かなければ、軍や大統領が、
自分たちに都合のいい暫定首相を決めていただろう。
市民がテクノロジーを使って先手を打ったわけだ。

もちろん「全国民の意志が反映されたものではない」
という批判はあるし、会議の途中では、
何度も妨害工作があったという。

けれど「アプリでの投票が、実際に国家のリーダーを決め
政権交代を導いた」
という世界初の事例がうまれたということ
に変わりはない。

もちろん、ネパールのディスコード革命のようなケースには、
軍も権力も動かす程の強烈な熱意と勢いが必要だ。

それでは、革命が起こるほど危機感が高まるのを
待たなければならないのだろうか?
そんなことはない。

政府が没落するのを待たなくても、
改善できる方法がある。

選挙そのものを、オンライン化しようと言えば
色々問題があるかもしれないが、
選挙登録や選挙管理人の人事で、
一般企業が普通に採用しているAI
による選抜みたいなのは取り入れられないだろうか?


「一般企業が普通にやっていることなのだから
情報技術の進化に合わせてアップデートすべき」
という要望は、決して突拍子もない理想論では
ないはずだ。

そんな発想から、
​これまでの「人任せ」の政治を、AIでどう変えられるか。
いくつかのポイントを考えてみた。


1. 選挙の「立候補者選び」をAI化する

​今は、政党の推薦やコネが、立候補の条件になっているけれど、
これをAIの役割にする。
国籍、学歴、過去の犯罪歴や不自然な資金源など、
AIが機械的にチェックして、リスクのある人物を登録段階ではじく。

「政党の看板」や「世襲の地盤」という下駄を履けなくなるため、
具体的な政策立案能力や統計的な妥当性を持たない候補者は、
AIの評価スコアによって自然と選別される。


2. 行政・司法の人事をAI化する。

​警察、検察、裁判所。こうした機関の人事を
「時の政権」が握っているから、
おかしな忖度が生まれる。
ここにAI評価を取り入れ、憲法に忠実か?
過去に偏った判決を出していないかをデータで判断する。
立ち回りのうまさ、上司への忠誠心で出世するのではなく、
正当な仕事をした人が報われるようにする。

3. 議論の「優先順位」をAI化

​国会で、どうでもいい法案が優先されるのは、
そこに利権があるからだ。
各地の苦情や統計データ、AIが「今すぐ解決すべき課題」
を客観的にランキング化する。
国会での議論は、AIが提示した「本当に必要な問題」の
どこを、どう解決すればいいのかを話合うものになる。

4. 予算と監査をAI化

​税金の無駄遣いや、特定の企業への「中抜き」
これらもAIとブロックチェーンによる監視が最も効果を表す分野。
「不正な送金」「親戚の会社に公共事業を回す」といった
不自然な動きは、エラー通知でブロックされる。

AIガバナンス

そして、勿論、なによりも重要なのが、AIが特定の団体に操作されないということだ。

ここでは「市場の評価」という競争原理が活用できる。

もしも、特定の勢力が自分たちに都合よくAIをいじれば、
そのシステムの信頼性は一瞬で失われ、運営企業の株価や評価が
暴落する。
「公平であること」こそが、企業にとって最大の利益になる仕組み。

開発側にとっても、物理的なロボットを必死で作るより、
「ガバナンスAI」の精度を上げる方が割がよいはず。
評判を落とさない限り、信頼され続け、仕事が途切れることがない。

投資家たちにとっても、これはよい投資対象になる。
政治家たちの気まぐれや汚職といった、
「不確実なリスク」が排除されることは、
安定した投資対象が生まれることにもつながる。

この環境下では、もはや国民の関心は、政治家の人格批判よりも、

AIのアルゴリズムは公正か?という点に向けられる。

「不正すれば損をする」という
当たり前の力学を政治に持ち込むことで、
AIガバナンスはより強固なものになる。

純粋な夢を取り戻せる

ここまでAIで管理できるようになれば、外国勢力に
のっとられるようなことも未然に防げる。

そんな状況にあって初めて、子供たちは
心の底から「将来は大臣になりたい」
という正常で、純粋な夢を持てるようになるはずだ。
これこそが「学力のレベルアップ」に繋がるカギだ。

ずるい人間が勝つゲームではなく、
高い志をもつ人が正当に評価される。
そんな社会の維持のためにこそ
税金を払う意味があるというもの。

AIで貧困をなくしたいのなら、
人間の替りに働くロボットよりも先に、
社会システムそのものに、AIを採用しないのか?

今のまま、人間より多いロボットの世界を目指すのは、
結局のところ資源の争奪戦であり、
さらなる戦争や貧富の差の拡大を招くだけだ。

それは、わたしたちが、EV需要の狂乱とその結末で、
嫌というほど見てきた、負の延長線上にある。

これは一見、突拍子もない未来予想図にみえるかもしれない。
でもAIに問いかけてみたところ、

意外にも「大賛成」という答えが返ってきた。

そしてさらに、具体的な成功モデルケースまで提示してくれた。

例えば、
-特定の経済特区などで、既存の政治システムを介さない「実験的ガバナンス」を行う場合、
-途上国への支援金援助の条件として支援側が「AIガバナンス」を条件にする場合、
-余裕のある時代よりも、背に腹は代えられない状況にある場合の方が可能性があるという。

そして、一度でも「AIの方が公平で、自分たちの生活を豊かにしてくれる」と国民が実感すれば、もう不透明な「人為的な人事」には戻れなくなる。

政党制度という、郵便ぐらいしか連絡手段がなかった時代に生まれた
制度も無用になるかもしれない。

地方の声を知りたければなにも代表者を送らなくても
必要に応じて、直接、生の声を収集することは
現在のテクノロジーでは十分可能だ。

これまで議員の維持に使われていた
膨大な予算をシステムの構築・運用に回す。
それだけで、ガバナンスが向上し、
財政が健全化する。

もし、何処かの国や都市で成功して、
世論として盛り上がり、議論が広がれば、
世界標準としての実現が可能かもしれない。

そうなれば、生まれた国の運、不運に人生が左右される
こともなくなるはずだ。

世界標準があるならば、
命がけで違法労働者として、
先進国に押し寄せる必要だってなくなる。

民間企業がこれだけ変革を強いられ、
人員削減を行っているのだから
政府もAI化して効率を上げるのが、道理だろう。

Aiを取り入れて
他国から羨ましがられるような国が
ひとつでも生まれれば、
需要が世界に広まっていく。

AIが、貧困をなくすために役に立つ
としたらこれしかない。

結局、人間が最もやりたくない仕事というのは、
正しくないものを正しくないとジャッジすること
かもしれない。

弱さがあるから付け込まれ、
付け込めるから腐敗する。
だからここを冷たい機械にやってもらう。

戦争も貧困ももういらない。
脅しはいらない。希望はある。
何処かで声が上がってほしい。